ピッチから生まれた新たな取り組み Omiisay株式会社

ピッチから文化庁採択へ Omiisay株式会社が進める大崎の文化資源活用

2025年のおおさきオープンイノベーションピッチにおいて、最優秀賞を受賞したOmiisay株式会社。
Omiisay株式会社は、日本企業の海外展開支援を手がけています。

おおさきオープンイノベーションピッチでは、鳴子こけしや鳴子漆器といった地域資源に着目し、「こけしと漆器が紡ぐジャパニーズクラフトラグジュアリー」を提案しました。

鳴子の工芸を活かした事業構想

大崎市鳴子地域には、鳴子こけしや鳴子漆器をはじめとする伝統工芸が受け継がれています。

ピッチ後は、Omiisay株式会社とSENBIZが連携しながら、地域資源の活用に向けた協議や事業化の検討を重ねてきました。

ナイフボックスの商品開発

現在進行しているプロジェクトの一つが、佐藤漆工房と連携して進める漆工芸を活用したナイフボックスの開発です。

工房主の佐藤建夫さんは、長年にわたり漆と向き合い続けてきた職人であり、伝統技術を守るだけでなく、現代の暮らしや市場に合わせた新たな価値創出にも積極的に取り組んでいます。

ナイフボックスは、包丁やナイフを収納する実用品でありながら、漆ならではの質感や美しさを取り入れることで、使うたびに日本の手仕事を感じられる商品を目指しています。特に海外では、日本の刃物や工芸品への関心が高く、実用性と伝統技術を兼ね備えた商品として大きな可能性を秘めています。

現在は、JR関連売場での展開可能性や外国人観光客を意識したデザイン・仕様についても協議を進めており、地域の伝統工芸をより多くの人に届けるための挑戦が続いています。

築190年の古民家を拠点とする佐藤漆工房が培ってきた技術と、現代の市場ニーズを掛け合わせることで、地域に受け継がれてきた工芸文化を次世代へつなぐ新たな商品づくりが進められています。

文化庁事業への採択

2026年6月には、Omiisay株式会社と株式会社SENBIZが共同で申請した「神話と伝承が息づく大崎における神楽・茶道・美食・工芸の没入型体験造成及び高付加価値インバウンド実証事業」が、文化庁の「全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」に採択されました。

出典:文化庁「令和8年度全国各地の魅力的な文化財活用推進事業」

審査委員からは、「文化財を取り巻く課題感とターゲットニーズとを組み合わせた企画内容」が評価されています。
事業では、神楽・茶道・美食・工芸を組み合わせた体験コンテンツの造成を計画しています。

おおさき1000のビジネス実行委員会より

Omiisay株式会社は、2025年度おおさきオープンイノベーションピッチ最優秀賞受賞企業として参加されました。
ピッチでの提案後も、鳴子地域の工芸を活用した商品開発や文化体験コンテンツの検討が続けられており、文化庁事業の採択にもつながっています。

おおさき1000のビジネスでは、ピッチ後に地域でどのような取り組みが生まれていくのかを大切にしています。
今回ご紹介した取り組みも、その一つの事例です。

今後も、おおさき1000のビジネスから生まれた取り組みや、その後の歩みを継続して発信してまいります。

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